金属部品の加工は初心者にはイメージが難しいと思います。
まずは、どんな材料を使ってどのような形状がつくれるのかイメージしましょう。
金属加工は大きく3種類の加工方法があります。
伸ばす、溶かす、削るです。
1)伸ばす加工(塑性加工)
量産工法の代表は板金プレスや鍛造です。
金型を使って曲げたり伸ばしたりします。
材料のイメージです。鋼板や線材などが代表です。
部品のイメージです。板金プレスです。
2)溶かす加工(鋳造)
量産工法の代表はダイカスト鋳造や砂型鋳造です。
材料を融点以上に加熱して溶かして型に流し込みます。
左は材料のイメージです。アルミインゴットです。
右は部品のイメージです。アルミダイカスト部品です。
3)削る加工(切削加工)
削る加工を切削加工といいます。旋盤やフライス盤、NCマシニングセンターなどの
設備で加工します。このような設備を工作機械といいます。
左は材料のイメージです。板や棒材などが代表です。
右は部品のイメージです。NCマシニングセンター加工です。